入れたいカードが多くて枚数の調整が難しいとき、どんなことを考えながら決めていくか書いてみたいと思います。
あくまで私個人の考え方ですが、参考になると幸いです。

例として、一つ前の記事「フェアリーバレット　修正版」を挙げます。
このデッキはバレットであるが故に入れたいカードの種類が多く、調整が難しいので説明に適していると思います。


カードをいくつかの種類に分けて考えます。

①序盤に引きたいカード　3～4枚
どんなデッキを相手にする場合でも、自分の展開を進めるために必要であり、序盤で引いておきたいカード。全てのデッキに共通するのはドローソースとなるサポーターです。特に強力なアララギ博士やNは4枚入ることが多いでしょう。

フェアリーバレットの場合はシュシュプ（XY1）やボルトロスEX（プラズマ団）、フェアリーガーデンなどがこれに相当します。


②使う回数が多いカード　3～4枚
試合展開の中で使用する回数が多いと思われるカード。ちからのハチマキやシルバーバングルなどの道具、改造ハンマーやクラッシュハンマー、鍛冶屋リザードンにおける炎のトーチや、トランス系におけるまんたんのくすりなどがこれに当たると思います。

もちろん、基本エネルギーもこれです。具体的な枚数は好き好きなのですが、シビビールや鍛冶屋、ダークパッチのように基本エネルギーをトラッシュに置いておきたかったり、カメックスやエンブオーのように何枚も手貼りする特性を使う場合などは10枚前後が目安になると思います。


③環境メタや弱点の補完になるカード　1～2枚
流行りのデッキに対するメタや、メインの勝ち筋が作りにくい相手への対抗策として入れるカードのこと。色々あるので例を挙げるのが難しいです…。

フェアリーバレットの場合、ピン挿しのポケモンたちやツールスクラッパーなどがこれに当たります。ギラティナEXは対カエンジシやBキュレム、ビクティニは対ゲノビリジやギギギコバル、ツールスクラッパーは対ダストダスや白銀の鏡、といった具合です。


④代用カード
デッキからサーチして持ってきたり、トラッシュから選んで拾ってくるようなカードのことです。調整時にはこれと③との兼ね合いが重要で、③として入れるカードは種類が多くなるほどピン挿しになり、代用カードの枚数が増えます。そうなると枚数の融通は利きますが、サイド落ちの危険性が増すので、全体的に枚数が確保できる場合はそうした方が良いと思います。

フェアリーバレットの場合はピン挿しのポケモンが多いため、それらの代用カードとなるハイパーボールやレベルボール、げんきのかけらの総数が多くなりました。
入れたいトレーナーズが増えすぎてしまった場合はフウロなどが代用カードになります。

パソコン通信とダウジングマシンも代用カードに当たります。ある程度全体的にまとまった枚数が確保されている場合はパソコン通信、そうでない場合は使用回数を増やせるダウジングマシンが好まれると思います。

【ポケモン　18枚】
3　シュシュプ (XY1)
3　フレフワン (XY1)
3　ボルトロスEX (プラズマ団)
2　ケルディオEX
1　ゲノセクトEX (プラズマ団)　
1　ギラティナEX（BW5）
1　テラキオン (BW2)
1　ビクティニ (BTV 001)
1　ゼルネアス (X30)
1　バリヤード (BW8)
1　スイクン (K+K)

【グッズ・スタジアム　17枚】
3　ハイパーボール
2　レベルボール
1　げんきのかけら
2　まんたんのくすり
2　ツールスクラッパー
1　ダウジングマシン
1　シルバーバングル
2　ちからのハチマキ
3　フェアリーガーデン

【サポート　15枚】
4　アララギ博士
4　N
2　サナ
2　アクロマ (プラズマ団)
1　フウロ
2　フラダリ

【エネルギー　10枚】
2　基本フェアリーエネルギー
4　プリズムエネルギー
4　レインボーエネルギー


カエンジシに対してあまりにも無力だったのでギラティナで引き裂くことにしました。
それに伴う枚数調整など。

その他の雑感として、プラズマ展開もいいのですが、スイクンを盾にして手貼りするだけでも安定する事が多いので評価が上がりました。
勿論スロースタートにはなります。

ボールトで公開しているものと変わりませんが、挨拶代わりにデッキレシピを載せます。
BW以降スタンのフェアリーバレットです。

【ポケモン　17枚】
3　シュシュプ (XY1)
2　フレフワン (XY1)
4　ボルトロスEX (プラズマ団)
2　ケルディオEX
1　ゲノセクトEX (プラズマ団)　
1　テラキオン (BW2)
1　ビクティニ (BTV 001)
1　ゼルネアス (X30)
1　バリヤード (BW8)
1　スイクン (K+K)

【グッズ・スタジアム　17枚】
3　ハイパーボール
2　レベルボール
1　げんきのかけら
2　まんたんのくすり
2　びっくりメガホン
1　ダウジングマシン
1　シルバーバングル
2　ちからのハチマキ
3　フェアリーガーデン

【サポート　16枚】
4　アララギ博士
4　N
2　ベル
2　アクロマ (プラズマ団)
2　フウロ
2　フラダリ

【エネルギー　10枚】
2　基本フェアリーエネルギー
4　プリズムエネルギー
4　レインボーエネルギー


・フレフワン (XY1)
立てないと始まらないトランス役。早く並べないといけないのでシュシュプは3積みです。

・ボルトロスEX (プラズマ団)
基本的に特殊エネルギーで運用することになるのでプラズマを使います。できればスタート時に引きたいので多めに積みます。

・ケルディオEX
弱点でなくても110点以上が期待できるため撃ち合いに強く、メインのアタッカーになります。状態異常の対策でもあります。リザードンが流行っているようなので活躍しそうですね。

・ゲノセクトEX (プラズマ団)
カメケルに対抗するための駒。メガロキャノンの100点を評価しての採用です。特性は使うか悩みましたが、結局プラエネは抜きました。

・テラキオン (BW2)
ダークライやシビビールを軸とするデッキに対して出していきます。悪でもイベルタルは無理なので、そっちはボルトロスで処理します。

・ビクティニ (BTV 001)
ゲノセクトビリジオンやギギギコバルに対抗するための炎枠。Psギギギアルを考慮すると非EXが望ましく、エネルギーが軽めなので採用しました。返しで簡単に倒されてしまうところが扱いづらいのでレシラム (BW1)も一応候補。

・ゼルネアス (X30)
リザードンに対してケルディオを見せると大抵リザXに進化してくるので、ハチマキをつけて倒しにいきます。スタートで引いたときにジオコンしたいので基本エネルギーも入れました。

・スイクン (K+K)
しんぴのまもり持ちは、相手のデッキによってはエネルギー置き場や削り役として優秀です。バリスタキュレムなどEXのドラゴンがきついので削ってもらいます。

・バリヤード (BW8)
ベンチのシュシュプやフレフワンを守ります。



とりあえずレシピにはしましたが、この手のデッキは環境に合わせて調整しながら使うものだと思います。

現段階できついと思っている相手はガブリアスと改ハンフワライドです。
その他にはある程度勝ち筋を作れるデッキになっているのではないでしょうか。

BWからポケモンカードを本格的に始めましたが、その証拠というか痕跡がほとんどないので、過去にボールトで公開したデッキを貼っておきます。

ダークライサザンドラ
http://pokemon-card.jp/deck2187.html

ギギギアルコバルオン
http://pokemon-card.jp/deck5228.html

なんとなく始めてみました。

ポケカについて書いていく予定です。
よろしくお願いします。